日本のドラマが安っぽく見える原因、備忘録という記事を読んだのですが、とても興味深い事を書いていました。
深く考えたことはないけれども、だれもが頷くというか、納得する内容ではないかと思いました。確かに日本のドラマは海外ドラマに比べて安っぽく見えます。真剣に原因を探っていけば、全てがはっきりする内容ですが、今日はざっくりと・・・。
まずは、いくつかの仮説をあげていました。
- 低予算の為
- フレームレートの違い
- 照明の当て方
- パンフォーカス、シャロウフォーカス
- 俳優の演技力
- サウンド
- 引きの画が多い
1.低予算の為
これはしかたのないことかなという感じです、海外ドラマは映画波の撮影。一本にかける予算が違いすぎます。作品自体も映画なみです。
2.フレームレートの違い
個人的には、いま研究中というか、実験中というかで答えを探している項目。24fpsと30fpsのフレームレートの違いがどの程度なのか、海外ドラマと日本のドラマでは、実際にフレームレートが違うのかもわかりませんので、ここは後日。
3.照明の当て方
最近の機材は自然光で十分にとれてしまうので、逆にそれが味になっていい雰囲気を出しているとも言えるかもしれません。日本のドラマは確かに全体に照明を当て過ぎな感じはあるかもしれません。映画などは、自然な影を利用して画作りをしています。ただ、日本のドラマは意図的にそうしているのかもしれません。あくまでもテレビドラマ、少しチープな感じの親しみやすさが日本人にはうけるのかもしれません。
4.パンフォーカス、シャロウフォーカス
わかりやすく言えば、全体がきれいに映っているのか、どこかにピントがあっていてほかはボケているのか、ボケのある映像はそれなりに雰囲気が出ますが多用するとしつこい映像にもなるし、適材適所がいのですが、日本のドラマはどちらかというと、全体的にきれいに映っているシーンが多いのではないでしょうか。そのために色んなモノが映り込んで、少し安っぽいのかもしれません。
5.俳優の演技力
これは、なんとも言えないですね。見た目の問題もあるだろうし、外人さんはやはり画になるというか、かっこいいというか、きれいというか、演技の問題ではないようにも思います。
6.サウンド
これは、一理あるかもしれません。映像に意味をもたせるのに音楽や音は欠かせません。逆に使う音や音楽でそのシーンをどのようにも変化させられますからね。
7引きの画が多い
これは、映画なんかを観てもそうなんですが、顔のアップや引きの画の画角というか、映し方が基本的に海外の感覚が違うような感じがします。寄り(アップ)にしても、海外はしっかりと寄る感じです。海外は映像全体でも、どちらかというと引きよりも寄りの方が多いかもしれません。
結論
予算と時間が一番大きい。次に、日本のテレビドラマというカテゴリーはでは、わざとこういう映像にしているのでは・・・?というのが個人的意見。技術がないわけではないし、機材だってある。いろんな制約の中でのこのかたちのような気もします。実際はどうなんでしょうね。