ー　すべてにこだわり抜いたあっさりラーメン　ー

もはや次男と私の二人の密かな楽しみになりつつあるラーメン探索。今回は目黒駅から徒歩３〜５分ぐらいのところにあるラーメン屋さんの、麺や「維新」

いつも、息子の習い事や用事のついでにしか出来ないので、人気の店や本当に行ってみたいところにはなかなか行けないが、この行き当たりばったり感がたまらなく、息子と二人で楽しんでいる。

ネットで適当に探し何となく情報も多く評価も高そうだったので、この店に決定。しかし、店の前に行くとカウンターしかない店内にお客さんが２〜３人。夕飯時でもあるのに？？？息子と二人でしばし悩むが、

そのときに老夫婦が何の迷いもなく店内へ、この動きはまさに常連客！？　　と、その後から学生風の2人組が同じようにす〜っと店内へ。
やはり人気店なんだ！と思い息子と店内へ。

店の外からも、こだわりが伝わってきていたが、店内に入るとそのこだわりは水から始まっているぐらいすごい。（ただ少しアピールしすぎな感じは否めない）

そのこだわりの一部がこちらの写真

麺や維新のちょっとしたこだわり

[醤油らぁ麺]

＜かえし＞　　生の醤油（群馬県産・和歌山県産）を仕入れて、諸味感や香りが残るよう当店で温度調節しながら火入れをして仕上げております。

＜出汁＞　　　ベースとなる鶏ガラスープに昆布や秋刀魚節などを加えて仕上げております。

[塩らぁ麺]

＜かえし＞　　昆布や貝柱などのベースに三種の塩（福塩・石垣の塩・浜御塩）をブレンドして仕上げております。

＜出汁＞　　　げん骨・鶏ガラ・丸鶏にアゴ（飛魚）や鰹節などの魚介系などの食材を加えて仕上げております。

[麺]

＜自家製麺＞　　主に北海道の小麦粉に一部のオーストリア産の小麦粉をブレンドしています。
※横浜/維新商店で製麺をして配送しています。

 

ここまで書かれると、期待値がよけいに上がってしまいわくわくしてきます。しかし、産地が有名なら良いってものでもないし、お店側にとってはただハードルを上げているだけのようなかんじが・・・・・・

息子もきれいで静かな店内から伝わる雰囲気で、いつもと違い、今日はラーメンと格闘するぞ！という本気モードです。

で、頼んだのは醤油ラーメン７５０円と、特醤油ラーメン９５０円

左が醤油ラーメン、右が特醤油ラーメン。違いはトッピングのみ。卵が半個から一個に、そして鶏肉とワンタンが入っています。

インパクトはない。丁寧で繊細な味。

率直に一口目の第一印象！「普通！」です。普通といってもスーパーで売っている醤油ラーメンのような普通ではなく、また昔懐かしい慣れ親しんだ一般的な醤油ラーメンのような普通ではなく。訴えてくる程の味ではない感じの普通です。

ちょっと表現が難しいですが、繊細で丁寧に作っているなぁ〜という味はします。しかし、先ほどのこだわりの前振りが凄すぎて期待値が上がり過ぎてしまったのかもしれません。
食材や製法まですべてにこだわっているのでしょうが、そのこだわりとバランスがとれていないというか、うまく伝わってこないのです。とても美味しいと思うのですが、こだわってこの味？という印象を受けてしまいました。

自然な味で美味しいんですけどね。こだわりの説明書きがない状態でこのラーメンを食べたらどのような判断だったのだろうと思いました。

 

ラーメン評論家ではないので、美味しいかどうかではなく好みの採点

ここで何の既成概念も持たない息子（６歳の男の子）の反応は？
↓
一口食べて、「おいしい！」と言った直後に私の耳元で、「普通・・・」とささやきました。なんと奇しくも私と同意見でした。カウンターしかない店で目の前の店員さんに気配りをしながら食べられるようになった息子の態度のほうがインパクトが有りました。

と言う事で二人の意見は普通と決定。こだわった食材同士がうまく調和されていない感じです。麺もストレート麺でこだわっているのでしょうが、食べた感じはラーメンの麺というよりは、そうめんを太くしてこしを与えた感じ。私には北海道産の小麦やオーストラリア産が良いかどうかはわからないので、素直な意見です。
ま、単に自分の好みではないということです。

本日の採点（好みの点数）・・１００点満点中

パパ・・・・・６５点（普通だが体に優しい繊細な味なので）

次男・・・・・５０点

今回の採点表

好み度　（５点満点）	3.9点	美味しいあっさりラーメンはほんとうに難しい。方向性は大好きです
おいしさ（５点満点）	3.0点	繊細だが、訴えかけてくる美味しさには程遠かったかな
リピート確率	35%	多分リピートはしない。近くに行くことがあれば他の店を探求したい