創業約３０年の老舗の吉田うどん「渡辺うどん」

遥か昔、まだ吉田うどんというネーミングでのブームがなかった頃、一度だけ食べた記憶があって、どうしてももう一度行くたかったうどん屋があった。
場所は忍野八海の近く、店内は座敷で揚げ玉がテーブルにおいてあって入れ放題。それだけしか記憶が無い。店名はわからない。当時はインターネットなんて発達してないし、調べるにしても調べようがない時期が続いていたが、ネットの情報は本当に便利。ようやくそれらしき店を発見！

まさに、探していた店。老舗の吉田うどん「渡辺うどん」

記憶の中にあった３つの条件は満たしている。久しぶりにテンションが上がってきた。かなり昔の記憶なので、「ここだ！」という感覚はなく、「ここかもしれない！」という感覚。しかし、他のお客に出されるうどんを見ると、やはり当時食べたものにかなり近い感じがしてきた。食べて納得。やはりあの時のうどん！

やっとの思いで出会えた吉田うどん。それが「渡辺うどん」だということを知りました。

吉田うどんの特徴は、麺は太めで腰があるというよりは歯ごたえがある感じ。噛んで楽しむうどん。のどごしを楽しむ讃岐うどんとは全くの別ジャンル。出汁に醤油と味噌で味付け。どのお店も薄めの陰証の出汁です。トッピングは茹でキャベツと馬肉が一般的。

ガツンとくる旨さよりも、噛んでいるとじんわり伝わってきて、回を重ねるほどに癖になっていく様な味。正直、出汁がどうのこうのとか伝えるのが難しい味です。まさに、まずは食べてみて判断して欲しい味。人によっては、全く美味しいと思わない人もいるのもなんとなくわかります。

今のところ、個人的な吉田うどんの一番は「渡辺うどん」

今までに、吉田うどんは何件か食べたことがありますが、渡辺うどんが今のところ一番かな？揚げ玉との相性がよく、これが入れ放題ってのが一番のお気に入り。あっさりした出汁にすこしこってり感が出て美味しくなります。

練り一味唐辛子のようなものもおいてあるのですが、これが結構辛いのですが、いいアクセントになって美味しいんです。因みに隣のお客さんは真っ赤になるまで入れて楽しんでましたね。

種類も結構豊富で、普通の温かい汁うどん、つけうどんの麺が温かいものと冷たいもの。それぞれにトッピングで卵やお肉が選べます。

オススメは普通のうどん。つけうどんのつけ汁と普通のうどんの出汁の差がわからないので、ここは普通のうどんを食べるのが一番美味しく食べれると思います。これに関しては家族全員一致の意見でした。

因みに今回内注文したのは上から肉玉うどん（中）、月見うどん（中）、冷やしつけうどん（大）、月見ホットつけうどん（中）。

やっぱり、昔食べた時とおんなじ肉玉うどんに揚げ玉をたっぷりかけるのが一番美味しかったです。

吉田うどんは早めに行かないとなくなります

吉田うどんはどのお店もお昼のみの営業がほとんど、老舗ともなればなおさらです。渡辺うどんも11：00〜14：00までの営業で、麺がなくなればどの時点で終了ですので、できるだけ早めに行くことをおすすめします。この日は休日の12時頃の到着でしたが、外まで並んでいました。

あとは、注文のシステムというかタイミングが少々戸惑う人がいるようですので、参考までに。実際はどのようなシステムなのかは未だにはっきりとはわかりませんでした。

まずは、店内に入り開いている席に座り注文。この時にテーブルで待っていても来ないので、席を立って注文しに行きました。この時にお会計のことを聞くと帰りでいいということでしたので帰りにお会計。結構アバウトな感じなのでその場で臨機応変に対応して下さい。

味は気にいるか気にらないかは、食べてからのお楽しみ。しかし、ご当地モノを食べるということではいい経験になりますよ。そんな吉田うどんの中でも「渡辺うどんは」おすすめです。

今回の採点表

好み度（５点満点）	3.5点	最初（20年前）はそんなに感動しなかったが・・・
おいしさ（５点満点）	3.75点	前回との平均点。今現在は4.0点くらい
リピート確率	100%	近くに行ったらまた行きます！ここ以外に美味しい店も知らないし